当社は通信販売を主体にして、超長波 〜 長波 〜 中波 〜 短波帯  1Hz 〜 30MHz程度までの
バー・アンテナ / スパイダー・コイル / リッツ線 / フェライト素材などの販売をしています。

運営は、マイクロ・パワー研究所( http://mpl.jp )が行っています。

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ミズホ通信 UZ-77 / UZ-77s / UZ-8DX / UZ-8DXs 中波帯ウルトラ・ループ用 小型バー・アンテナの製作

UZ-77 / UZ-77s用の製作
小型だけど高性能なUZ-8DX / UZ-8DXsの弟分 UZ-77 / UZ-77sですが、アンテナを小さなバー・アンテナに変更してみました。
小さいからと言って、バカには出来ません。 小型バー・アンテナながら、Q値は300を超えています。
近距離の放送局なら小さなバー・アンテナでも結構使えます。
アンテナを壊してしまったり、無くしてしまった場合の応急対策にも使えます。


UZ-77 / UZ-77sオリジナルのプリント基板を利用したアンテナ  20 X 21cmの大きさです。

UZ-77 / UZ-77s用アンテナの条件について
アンプ内部のコイルとバリコンで同調を取るようになっています。
アンテナは内部コイルの1次側に接続し、電波を捕らえます。
付属しているプリント基板のループ・アンテナのインダクタンスは13μH程度です。
インダクタンスが大きくなっても使えます。・・例えば、UZ-8DX用の大きなループ・アンテナでも・・
気楽に試してみましょう。
備考:内部コイルで同調を取っているので、中波以外に周波数には対応しません。
   対応させようとすれば、内部コイルも変更する必要があります。
   逆にUZ-8DX / UZ-8DXsには内部コイルがありません。 外部のアンテナで同調を取っています。
   その為、他の周波数帯に変更するのは楽に出来ます。

長さ:100mm 直径:8 X 10mm( 楕円形 )のフェライト・ロッドに巻き直しています。 
インダクタンスは300μH程度有ります。
これで同調を取る訳ではないので、簡単に作ってもそこそこの性能が得られます。
机やジャンク箱に眠っていたバー・アンテナや、有り合わせにバー・アンテナでもそのまま利用できます。


ケース上部に、3.5Φイヤホン・ジャックを取り付けました。
中央部には基板があり隙間がないので、前方の隙間を利用しました。
このUZ-77はUZ-8DXと同様に、電源がオフの場合でもアンテナに接続される改造をしています。
但し、UZ-8DXは電源がオフでも同調可能ですが、このUZ-77は同調させる事が出来ません。
その理由は、上述アンテナの条件のところで書いています。
放送局が近い場合には、この改造は便利です。


コイルが完成し、木製サイコロ入れに収納した完成画像です。
オリジナルのプリント基板アンテナよりも小さく、使いやすい大きさになりました。
近距離では充分な性能です。



UZ-77 とUZ-8DXを並べたところ

 
都内とか、放送局に近いなら・・・こんな小さなバー・アンテナでも充分です!  コイルは適当に巻いています。
長さ:65mm 径:8mmのフェライト・ロッドを使用しています。 重さ:約25グラム

  
小型だけど、充分な性能があります。


 小さいのが良く分かると思います。



UZ-8DX / UZ-8DXs用 小型バー・アンテナの製作

UZ-77 / UZ-77sと同じ、長さ:65mm 径:8mmのフェライト・ロッドを使用しています。

 中身も、UZ-77 / UZ-77s用とほとんど同じです。 重さ:約30グラム

  
コイルは適当に巻いていますが、これでも中波帯はカバーできます。


完成後、2つを並べたところ

更に、小さなフェライトを使用したアンテナも作ってみました。


上の長さは40mm、下が25mmです。 径はいずれも、5mmです。
今回は、40mmの方にコイルを巻いてみました。
  
1次側のデータです。

  
2次側のデータです。 少し巻き数が少なかったかも分かりません。


コイルを巻き終わり、ケースに入れたところ  ケースの大きさ:50 X 30 X 20mm
小さくても、ちゃんと動作します。


ホーム・ラジオに使用する場合は、専用のアンテナもあります。 パロディですが、ちゃんとアンテナとして動作します。



 UZ-8DX用 蜘蛛の巣アンテナ

塩ビ・パイプに入れたアンテナだと中身が見えないので、サンプルを作ってみました。


こんな感じで作ってみても良いかと思います。
真ん中の2つの黒いパイプは、固定する時のしなり防止用です。
0.06mm / 180本のリッツ線で1次側を38回、2次側を5回巻いています。 これで400kHz付近から1430kHzまで同調します。
船舶用ビーコン( 370kHz付近 )を受信する場合は、UZ-8DXの裏面・アンテナ端子( 1,2番 )に330PF程度のコンデンサを接続します。


3mmほど間隔を空けて巻く時は、タカチ電機工業のJB型ナイロン自在ブッシュを使うと便利です。



ミズホ通信(株)探訪記
2009年5月25日 知人と町田市にあるミズホ通信(株)高田さんを訪ねました。
数年前に規模を縮小されて、自宅と仕事場が兼ねているのは知っていたので仕事場の方が面白そうな物があるのでは?と、
仕事場に陣取って色々とお話を伺いました。

駅近くの中国料理店に招かれ昼からビールと老酒でほろ酔い気分になりながら、ミズホ通信機を興すまでのお話や、
過去に販売した製品の話、今後の展開なども少し伺う事が出来ました。

帰り際に、新宿までロマンス・カーに乗ったら?と高田さんに券売機で切符を購入して頂きました。
改札で御礼をして、さて何号車かな?と切符を見てみると・・・
8号車8番Aになっていました。
さすが、高田さんだ。 TX-88A設計者が自ら切符を購入すると、88Aになるんだと知人と大笑い。
楽しい数時間のひとときでした。
次回は、2009年8月のハムフェアでお逢いできればと思っています。



更新日 2009年 5月 27日


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