感度の比較例です。 秋葉原店で同じ位置にして比較してみました。
左:純正のバー・アンテナ 右:150 X 8mmのフェライトを使用したバー・アンテナ
聞こえなかった文化放送がクリアに聞こえます。
AOR AR8200MK3に使われているバー・アンテナ 大きさ:34 X 7mm
上のフェライトは、100 X 10mm
他社のハンディ受信機に使用しているバー・アンテナの大きさは分かりませんが、外観から想像するとあまり大きさの差は無いかも分かりません。
おまけ記事:改造に失敗したら、補修用パーツとしてAORより購入して下さい。
AR8200MK3用のバー・アンテナの中身は、こんな感じです。 フェライトを少し大きめの物に交換しました。
上がオリジナルのフェライトで、1cmほど長い物に交換。
こんな簡単な改造ながら、中波帯の感度は改善します。
改造前
改造後
同じ位置でバー・アンテナを交換した画像です。 効果は確かにあります。
周波数帯・フェライトの大きさ・コネクターの種類・製作時間などで価格は変わります。
材料の在庫が有れば、納期は約3日程度で製作出来ます。 ¥8,000より
ご希望をお知らせ下さい。 現在、短波帯用のフェライトは物色中で製作は出来ません。
備考:SMA型コネクターを使用している受信機の場合は、大きなフェライトではバランス面と強度面で製作が出来ません。
但し、強度面で問題が有っても良い方には製作します。
トロピカル・バンド対応バー・アンテナ
Wikipediaによると、トロピカル・バンドなる周波数帯があるそうだ。
●120mバンド(中波): 2300 〜2 495kHz - 赤道に近い熱帯地域で国内放送用に使われるため、俗にトロピカルバンドといわれる。
●90mバンド: 3200 〜 3400kHz - 120mバンド同様にトロピカルバンドである。
以上、Wikpediaより抜粋
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と言うわけで、このバンドに対応した同調式バー・アンテナを試作してみました。
200 X 10mmフェライトにコイルを巻き、手持ちの関係で260PFポリ・バリコンを使用しています。
同調範囲は900 - 4000kHz程度までとなります。
微妙な同調をやりやすくするなら、140PFにすれば良いです。
三脚座と、ぶら下げる時に便利なフックを取り付けています。
三脚座には、ペットボトルに取り付けて固定できるアクセサリーが販売されています。
但し、中身が入っていないと倒れてしまうので要注意です。
ラジオが左右どちらに置いても使いやすい様に、左右にRCAジャックを取り付けています。
好みに応じて、ケーブル直付けでも良いと思います。
最近、流行のDSPラジオには短波 / FMでは外部アンテナが使える機種があります。
アンテナは3.5φステレオ・プラグで接続します。
330 - 2400kHz 高Q値のコイルを採用したバー・アンテナ
100 X 10mmのフェライト・ロッドにコイルを巻いてあります。
他のバー・アンテナと異なる点は、2 - 3倍の高Q値になっています。
他の中波帯バー・アンテナの実測データと比較すると判りますが、このアンテナは周波数が高くなるとQ値が高くなっています。
1MHz以上で少し感度が落ちたなと感じさせません。 試作品のみで、販売予定はありません。
更新日 2012年 3月 13日